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2015年10月6日火曜日

ピエロがお前を嘲笑う ネタバレ感想、どうしても分からない一点の話

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寝る直前なので急いで書いてしまう。忘れないうちに。
結論から言うとそこそこ面白い映画だった。伏線の回収の仕方が恐ろしく丁寧で、ほぼ全ての謎が解決されている。この手の映画にしては見たあとの気分が悪くない。

それでもいくつか疑問があってレビューを探していて、ようやく近いものを一つだけ見つけれた。というか他に気になる人居なかったの?ってレベル。以下、抜粋と僕の文章を交互に書く。

ジュン68
ジュン68 の感想・レビュー

 4.1



(3) マリ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)が試験に回答を書かないで、CLAYに合流する動機は何なのか

 マリが、解答を入手したもの以外の試験を白紙で提出し、ドロップアウトして「夢を追ってる途中」の人になってしまうのは何故なのかがよく分からない。ベンヤミンやCLAYの連中に何かシンパシーを感じたからなのか。
 確かに彼らに何か感じるものはあったのだと思うが、だからって、学業を放棄したりするだろうか。CLAYに着いていくのなら、そういう決断をしたことを納得できるように、彼女の人生の葛藤も描いて欲しかった。
 それが無いので、「そんなに簡単に学校辞めて、アンタ、就職とかどうすんの?」っていう気がしたわけです。

これについては、そもそもベンヤミンの証言には嘘が混じっていて、基本的にCLAYの仲が悪いことにまつわる話は全て嘘だと思われる。最初からマリはCLAYの一員であったと考えられる。
というのも、エンディングでハンネ捜査官が4つの角砂糖でトリックに気づいたような描写がされているのだけど、本当は角砂糖は5つあった。
それは、冒頭でコーヒーの中に溶かされている一つ。以降、ベンヤミンはコーヒーを飲まない。
なので、マリとマックスの関係の話も創作だと思われる。なので理由としてはベンヤミンと恋人関係だから、という十分なものがある。(劇中でも「隠れて会うのは―」と言ってるし)


(4) ハンネ捜査官がベンヤミンを逃がす気になった動機が不明

 ハンネは、たぶんベンヤミンを自分の息子のように思ったのかもしれない。そうだとしても、ベンヤミンが彼女の母性を揺さぶるような決定的な何かがあったとは思えないし、そういう会話も無かったと思う。少なくとも記憶に残っていない。
 あったとすればベンヤミンが
「貴女をハックして(知られたくない個人情報を知って)済まなかった」
と彼女に謝罪したことと言えなくもないけど、それだけではチト弱くないか。


そしてこれだけが僕も分からずに引っかかっている。帰りに食事をしながらもう一人にハンネ捜査官の話をしたら「もうおばさんはいいってw」と言われるほど引っかかっている。
何か見落としてる部分があるんだろうなぁー。理由としては稚拙だとしても、ラストで丁寧すぎるぐらいに伏線回収しているから、どこかで見ている筈なんだよな、動機を。

といっても、ハンネ捜査官がベンヤミンと取調室以外で会ってるのって、図書館ぐらいしかないんだよな。他に何があったろう…

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