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2016年11月11日金曜日

ミドンヘイムの灰燼 第4章

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 半年ぐらい前から僕がGMを行って続いているキャンペーン。先日再開した。
混沌が出現し、パニックになった街中を進む。混乱に乗じて金貸しに角をくくりつけて「ビーストマンだ!!」と襲い掛かる債務者たち。手が増えた少女を追い回す警備兵などが、町を跋扈する。
前回、一人が戦闘不能に陥ったPC一行はなんとか無視を決め込んで、避難しようとするが…。

 もちろん、トラブルは向こうから絡んでくる。探していた「あれ」・・・禁書指定を暴かれ、隠された混沌変異さえも暴かれる。窮地からの脱出に嘔吐を試みるドワーフ(僕たちは意図的に嘔吐するのに頑健力テストを要求する)、協力してのとり押さえ、呪文での起死回生。しかしどれも適わず運命点が0のドワーフは窮地に取り残された。

 脱出した他のメンバーがメインストーリーに乗る中、一人取り残されたドワーフは生死を問われる。HELLOZEPPが流れるような雰囲気の中、ドワーフは混沌変異した自らの左腕を見つめていた・・・。

 というところで終わった。5章へ続く。ミドンヘイムの灰燼をプレイした事がある人はなんでそんなことに、と思ったかもしれない。僕らのPCはかなり育った状態でキャンペーンを始めており、要所の難易度を上げている。ダイスロールに失敗を続けると運命点を失うか、体の一部を失うようになっている。

 ドワーフの扱いには少し困ったのが正直なところだけど、セッション後にドワーフのプレイヤー(みやさん)と相談。次章開始時に合流するため、失える運命点が無い彼は、混沌変異したドワーフの左腕を切り落とすことにした。

「片腕を失った冒険者はどうしたらいい?」
「もちろん、義手を付けて戦闘を続行する!!」

オールドワールドの武器庫に掲載されている、僕が最も好きな一文。本当は後に続く言葉があるのだけど、まだ戦う気概なのだ。

 思えば今回のPC一行は、ただでさえ波乱なオールドワールドの中でも、更に自らを危険に突っ込ませている。シグマー教徒に石を投げ追い掛け回され、街の権力者を脅して衛兵に殺されかけた。
探していた"あれ"を見つけたと思ったら禁書だったり、盗賊頭へのキャリアアップが見えているのに運命点が0になった奴もいる。せっかく初期装備で銃が手に入ったのに、一発目で暴発し、なかなか修理の機会がめぐってこず、スリングを投げ弓矢を射続けるハーフリング。敵の武器を"落とせ"したら無限ループの魔術師も、今回の脱出劇では呪文が成功しなかった。
前章で戦闘不能においやられた人間は、開始時からボロボロで、脱出もままならず死体蹴りを喰らう。
そしてデーモン・スレイヤーを目指すドワーフの運命点はもはや尽き、五体を切り捨ててでも生きるのだという。

 生きるために捧げよ、を信条としている僕としては良いセッション風景だ。


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